ガオラキアの森で 〜回想〜 【……ではマーテルと共に行こう】
クラトス
……ではマーテルと共に行こう。
ミトス
えっ！？
ユアン
な、なんだと！？
マーテル
まあ！ 嬉しいわクラトス！ あなたはミトスを選ぶと思っていたから。
ミトス
そうだよ……。クラトスはボクと一緒に行くと思ってたのに。
ユアン
……な、何故マーテルなのだ？
クラトス
それがガオラキアの森という未知の場所を探索するのに相応しいと思ったからだが？
ユアン
……そ、そうか……。
いや、待てよ。何故おまえがガオラキアの森へ行くことになっているのだ？
マーテル
でも私なら回復もサポートも出来るから、クラトスの力になれると思うわ。私たちを行かせて？ ね？
ユアン
……ぐ……。マーテルがそう言うのなら……。
ミトス
……確かにクラトスなら、姉さまを安心して任せられるし、ユアンはボクが守ればいいよね？
ユアン
何を言うか。守られるのはおまえの方だぞ、ミトス。
ミトス
ふふふ、それはどうかな？ ユアンってば、いつも戦闘になると、考えなしに突っ込んでいくじゃない。
ユアン
あれは道を切り開いているのだ。
クラトス
その続きは二人でしてくれ。私とマーテルはもう行くぞ。
マーテル
ふふ。じゃあ二人とも、気をつけてね。また後で落ち合いましょう。