「テイルズ オブ シンフォニア」でのセリフ。
待て!
クラトス! じゃまをするな!
そうはいかん! 今、デリス・カーラーンのコアシステムが答えをはじきだした
精霊と契約をすれば大いなる実りの守護は完全に失われてしまう!
それこそ我らの願うところだ!
わからないのか! おまえの望む結果は得られん!
黙れ! この機会を逃すと思うか!
ロイドよ! こいつの相手は私にまかせろ! おまえたちは一刻も早く光の精霊との契約を済ませるのだ!
《祭壇での戦闘終了後》
・・・やったか!
しまった!
《アニメーション挿入》
一体何が起きたんだ!
めちゃくちゃじゃねぇか・・・
ねぇ・・・あれが・・・大樹カーラーンなの?
・・・誰だろ。どこかで・・・会ったような・・・
・・・マーテル!?
マーテル? あの木に取り込まれようとしている女性が?
・・・誰かに・・・似てる・・・。あれはたしか・・・
何故マーテルがあのようにグロテスクな大樹と復活するのだ!?
やはり・・・こうなってしまったか
どういうことだ!
大いなる実りが精霊の守護という安定を失い暴走したのだ
そんな馬鹿な! 精霊は大いなる実りを外部から遮断し成長させないための手段ではなかったのか?
それだけではない
二つの世界はユグドラシルによって強引に位相をずらされた
本来なら、互いに分離して時空の狭間へ飲み込まれてしまうのだが二つの世界の中心に大いなる実りが存在しているからこそそれは回避されている
そんなことはきさまの講釈を受けなくてもわかっている!
大いなる実りは離れようとする二つの世界に吸引されどちらかの位相に引きずり込まれようとしている
ゆえにいつ暴走してもおかしくない不安定な状態にあった
・・・待て! それでは精霊の楔は大いなる実りを二つの世界の狭間に留まらせるための檻として機能していた
・・・そういうことか
その通りだ。安定を失った大いなる実りにおまえたちがマナを照射した
結果、それはゆがんだ形で発芽し暴走している・・・
融合しかかったマーテルをも飲み込んでな
理屈はどうでもいい! このままだと、どうなるんだ!
・・・クラトスの言葉が事実ならシルヴァラントは、暴走した大樹に飲み込まれ、消滅する
シルヴァラントが消滅すれば聖地カーラーンと異界の扉の二極で隣接するテセアラもまた消滅する
・・・みんな・・・死ぬんですね
あのゆがんだ大樹とデリス・カーラーンに住む天使以外はな
・・・何とかしないと!
何とかって、どうするんだい!
ユアン。きさまは・・・この始末どうつけるつもりなのだ?
・・・マナの流れを切り替えて照射を止めることはできる
しかしそれではあの大樹をおさめることはできない。サイは投げられたのだ
テセアラでも、あの大樹は同じように暴走しているのか?
いや、それはなかろう。影響を受けて地震程度は起きているだろうが・・・
・・・そうね。恐らくコレットの世界再生によってシルヴァラントの精霊が活性化しているはず
だからシルヴァラントの精霊に引きずられて、こちらで大樹が暴走しているのよ
それは正しい。精霊たちはそれぞれ陰と陽の二つの役割を神子の世界再生によって交代でうけもっている
現在、陽であるマナの供給を担当しているのがシルヴァラントの精霊だ
だからこそ、大樹はマナの過摂取で暴走しているのだろう
・・・だったら相反するもう一方の精霊の力をぶつければ中和されるんじゃないか?
・・・ロ、ロイド!? 意味わかってる?
馬鹿にするな! 前に先生が磁石のプラスとマイナスは中和されるっていってた
そういうことだろ?
ロイド! ちょっとちがうけれどあなたにしては冴えてるわ
仮にテセアラ側の精霊をぶつけるとしてどうやってぶつけるんだい?
あんな風に暴れてる大樹の足もとまでは近寄れないよ
・・・魔導砲だ
魔導砲って、あのロディルが作っていたという機械ですか
あれは元々我々がロディルを利用して作らせていたものだ
精霊の守護がとける前はロディルに救いの塔を破壊させて直接種子に近づくつもりだった
魔導砲にテセアラの精霊のマナを込めて、大樹に向かって放つ・・・ということか
たしかにそれ以外方法はなさそうだな
まずは現状のマナの照射を止めなくては
マナの照射が続けば大樹はますます成長して中和どころのさわぎではないわ
ではこうすればいい
ユアンよ。きさまがどこに所属し何をしているのか私は見なかったことにする
だから今すぐにレネゲードへ指示を出しマナの照射を止めろ
ロイドたちは魔導砲へ向かえばいい
・・・よかろう
無理です! イセリア牧場に潜入した同志はフォシテスによって処刑されました!
どういうことだ?
・・・イセリア牧場はまだ機能している
内通者にマナ照射の切り替えをさせていたのだ
ようするに、今から侵入して照射を止めなくちゃならねぇってこったな
・・・では私が行こう
貴公が? 敵対する貴公一人を行かせるというのか?
我らの同志を向かわせる
魔導砲の準備。各地の魔導炉の停止・・・レネゲードにはやってもらわねばならないことが多い
余計な手勢をさくな
・・・俺が行く
何言ってんだい! こっちは魔導砲へ向かわないと
しいなとレネゲードで魔導砲にむかってもらう
俺たちと・・・クラトスでイセリア牧場へ潜入する
しいなは俺たちの指示で魔導砲を撃て
しいなだってクラトスからの指示だけを信用はできないだろ
・・・そいつはどうだけど・・・
・・・ショコラか?
そうか。ショコラはイセリア牧場にいるんだよね
ロイド・・・ちゃんと約束覚えてたんだね
わかった。おまえたちに任せる。後はたのんだぞ
・・・行くぞ、みんな!